今回は、三秋縋さんの小説です。
- 三秋縋さんってどんな人?
- 三秋縋さんはどんな作風?
- 三秋縋さんの作品って何があるの?
という方へ向けて
- 三秋縋さんの情報
- 三秋縋さんの作風
- 三秋縋さんの作品
- あらすじ
- 面白かったポイント
をまとめて書いていきます。
三秋縋さんの作品は一言で言うと1つのファンタジーとリアルが絶妙に混ざった独特の物語です。
最後に僕のおすすめランキングトップ3を発表します。
先に知りたい方は、三秋縋さんの作品ランキングトップ3を見てください。
三秋縋さんは本当に大好きでおすすめできる作家さんです。
三秋縋さんの情報:ウェブ上で大人気だった作家
名前(読み方) | 三秋縋(みあきすがる) |
生まれた年 | 1990年 |
出身 | 岩手県 |
性別 | 男性 |
@everb1ue | |
略歴 | 2011~2013年:ウェブ上の「げんふうけい」で作品を執筆 2013年9月:「スターティングオーバー」でデビュー |
小説 | スターティングオーバー(2013年9月発売) 三日間の幸福(2013年12月発売) いたいのいたいの、とんでゆけ(2014年11月発売) 君が電話をかけていた場所(2015年8月発売) 僕が電話をかけていた場所(2015年9月発売) 恋する寄生虫(2016年9月発売) 君の話(2018年7月発売) |
原作 | 寿命を買い取ってもらった。一年につき、一万円で。(2017年7月~12月) あおぞらとくもりぞら(2018年8月~) 恋する寄生虫(2018年11月~) |
インタビュー | 「君の話」発売インタビュー ヨルシカさんと対談インタビュー |
Twitterには140文字の短編で、一癖ある作風と同じような言葉をツイートしてます。
どんな作品か気になるなら、ツイートを見てから決めてもいいです。
三秋縋さんのツイートが心に刺さるなら、作品を買ってもっと楽しんでください。
三秋縋さんの作風:感情を拾って救われる小説
三秋縋さんの本は、1つのファンタジーとリアルが絶妙に混ざった、不思議な本です。
自分しかこんな考え方してないのかな、わざわざ家族や友達に打ち明けるわけにはっていう何とも言えない感情を、三秋縋さんの本を読めば救われます。
けっして、楽しくて明るい話ではないけれど、それでも自分だけじゃないんだと安心できる本です。
人生に疲れたとき沈んだときに読むと自分は励まされます。
三秋縋さんの全7作品
三秋縋さんの作品は全部で7作品発売しています。
各作品ごとにあらすじと面白かったポイントをまとめて書いていきます。
スターティング・オーバー:過去にタイムスリップしたのに不幸になる物語
二周目の人生は、十歳のクリスマスから始まった。
スターティングオーバー/三秋縋
僕の望みは、「一周目の人生を、そっくりそのまま再現すること」だったんだ。
変わり果てた二周目の僕の代わりに、一周目の僕を忠実に再現している「代役」と。
普通、2周目の人生を生きたら、たくさんやり直したいことがあるはずですよね。
でも、この主人公はなんにもやり直さず1周目の人生をなぞります。
思い出したときに、「代役」のためにどう行動するのか。素敵な結末に感動します。
詳しくは、スターティングオーバーのネタバレありの感想を見てください。
三日間の幸福:寿命を売った青年と時間を売った少女
寿命を買い取ってもらった。一年につき、一万円で。
三日間の幸福/三秋縋
寿命・健康・時間を売ることができる世界で、主人公は寿命を査定してもらいます。
寿命の価値の安さに驚き、絶望し、3か月を残して全部売ってしまいます。
三日間の幸福は、結末でタイトルの意味が分かります。
幸福なんですが、終わりがある幸福に気づかせないところが三秋縋さんのストーリーの上手なとこだな~って。
詳しくは、三日間の幸福のネタバレありの感想を見てください。
いたいのいたいの、とんでゆけ:復讐する少女を美しいと感じた青年
「当然あなたにも手伝ってもらいますよ、人殺しさん」
いたいのいたいの、とんでゆけ/三秋縋
僕に殺された少女は、死の瞬間を”先送り”することで生き延びた。
彼女は残された貴重な十日間を、「あること」に費やす決意をする。
殺人犯が被害者に惹かれていく、最後の復讐相手は主人公(殺人犯)。
どういうストーリーで惹かれあうのか、”先送り”とはなんなのか。
タイトルがストーリーに絡んだときはとても興奮しました。
詳しくは、いたいのいたいの、とんでゆけのネタバレありの感想を見てください。
君が/僕が電話をかけていた場所(上下巻)
君が電話をかけていた場所:公衆電話で繋がるひと夏の青春
私と賭けをしませんか?恋が成就すれば、賭けはあなたの勝ちです。
君が電話をかけていた場所/三秋縋
僕が電話をかけていた場所との上下巻構成です。
人魚姫のストーリーをなぞるように、進んでいきます。
主人公の頬にあった、痣が好きな人に移り、どうやって恋人になるか。
主人公が悩んでいたことすべて、好きな人の悩みで解決できそうでできない。
詳しくは、君が電話をかけていた場所のネタバレありの感想を見てください。
僕が電話をかけていた場所:幸せな結末の人魚姫
僕はもうすぐ賭けに負ける。命を取り立てられるその日までに、僕はーーー。
僕が電話をかけていた場所/三秋縋
君が電話をかけていた場所と上下巻構成です。
人魚姫の物語の抜け道やまるで本当の人魚姫のリメイクのような物語です。
賭けをしている人が他にもいることや、主人公が賭けに失敗したらどうなるか。
詳しくは、僕が電話をかけていた場所のネタバレありの感想を見てください。
恋する寄生虫:潔癖症の青年と不登校の少女
操り人形の恋で、何が悪いというのだろう?
恋する寄生虫/三秋縋
寄生虫とサイバーウイルスの類似性、寄生虫による2人の恋愛。
寄生虫は2人を引き寄せるだけでなく、引き寄せあった後にある行動を行わせます。
過去に起きた事件と同じ結末をたどるのか、物語の終着点が読めません。
詳しくは、恋する寄生虫のネタバレありの感想を見てください。
君の話:優しい嘘をつく架空の幼馴染に恋をした
「君は……色んなことを忘れてるんだよ」。
出会う前から続いていて、始まる前に終わっていた恋の物語。
君の話/三秋縋
手違いから架空の青春時代の記憶を植えつけられた孤独な青年・天谷千尋は、その夏、実在しないはずの幼馴染・夏凪灯花と出会う。
記憶を植え付けることができる世界、人の経験や知識を記憶を通して、人の人生を生きることができます。
その中で、実在しないはずの幼馴染と出会い恋に落ちる物語です。
詳しくは、君の話のネタバレありの感想を見てください。
まとめ:三秋縋さんのおすすめ全7作品
三秋縋さんは暗い話が多いですが、本当に何回も読み返したくなる作品が多いです。
あとがきも三秋縋さんの考えが色濃く書かれているので、読んでみてほしいです。
最後に僕が好きな三秋縋さんの作品ランキングトップ3を発表します。
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