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【青くて痛くて脆いの感想】大学生で大切な人を傷つけて後悔した物語|ネタバレあり

青くて痛くて脆いの表紙住野よる

ふゆ(@shikifuyu25)です、こんばんは!

今回は、住野よるさんの5作目「青くて痛くて脆い」の感想です。

  • 読む前にどんな作品か気になる
  • 読了したから他の人の感想を聞きたい

という方へ向けて

青くて痛くて脆い
  • あらすじ
  • 面白かったポイント
  • 印象に残った言葉
  • ネタバレありの感想

をまとめて書いていきます。

感想だけ聞きたい人は、青くて痛くて脆いのネタバレありの感想を見てください。

一言でいうと、青くて痛くて脆いは大学生で大切な人を傷つけて後悔した物語です。

大学生や友達関係にもやっとしたことがある人には刺さる内容なので、読んでみてください。

ネタバレを含みます、ネタバレなしは青くて痛くて脆いのネタバレなしの感想を見てください。

あらすじ:大学生で大切な人を傷つけて後悔した物語

青春が終わる。傷つきながら。傷つけながら。

登場人物
  • 田端楓:主人公
  • 秋好寿乃:主人公の大切な人

人とのかかわりを出来る限り避け、自分が傷つかないように生きる「田端楓」と

まぶしいくらい純粋でまっすぐな、理想を追い求めるヒーロー「秋好寿乃」の

2人が作ったサークルをめぐる、大人になりきる前の大学生の物語です。

青くて痛くて脆いの面白かったポイント

面白かったポイント
  • 正反対の性格をしている2人の関係
  • 秋好の付いた嘘を本当に変える
  • 楓と秋好の2年半ぶりの会話と秋好のスピーチ

正反対の性格をしている2人の関係

楓と秋好は正反対の性格をしています、楓は感情を言葉にしない、秋好は素直に言葉に出します。

楓と秋好の相性は良くはないですが、秋好の理想を求める目に楓は離れずに一緒にすごしていました。

楓の大学生活は秋好に染められて、それなりに、楽しい大学生活を送ります。

秋好の付いた嘘を本当に変える

2人で作った「モアイ」という団体は4年間でなりたい自分になる目的で立ち上げました。

時が過ぎ、モアイは就活団体(社会人へ媚びへつらう)になっていきます。

秋好の嘘は理想を追い求めきれいごとと言われてもがんばることを諦め、現実的に生きていることです。

楓はモアイを当初の自分の居心地がよかった団体へ戻そうと奮闘します。

楓と秋好の2年半ぶりの会話と秋好のスピーチ

楓がモアイ(秋好)に対して突き付けた事実を聞いたうえで、お互いに本音と本音のぶつかりあいです。

お互いに言いたいこと、言えなかったこと、感情のままに吐き出します

この会話の後の、秋好がモアイのリーダーとしてスピーチをしますが、まるで楓だけに向けて話しているみたいです。

青くて痛くて脆いの印象に残った言葉

「距離感は、仲の良さとかそういうのともまた違う人の価値観」

p158

川原さんの言葉です。距離感の捉え方・考え方が自分と似ていて共感しました。

生きている実感も責任も持たず、少年の意気や厭世を捨てきれず、嫌気がさすほど自由になる

人生の夏休みといわれる大学の4年間が大人だけど大人じゃない不思議な季節として扱われています。

僕も大学時代を振り返ると、この言葉の感情になっていたときが多いなと感じました。

誰も彼も、理想を語る。誰かのためだと優しさを語る。けれど、薄皮を一枚はげば、そこに自らの欲望があって、打算がある。

p251

結局は、自分のためで都合よく体よく相手のためといっているだけ。

それなら、隠さずに素直にはっきりと伝えてもらえた方が嬉しいです。

なにより僕自身、自分のためにしか行動してないですから。

感想:青くて痛くて脆い/住野よる

今はいない秋好という表現に騙されました。秋好の呼び名が変わっているとは~。

そして、川原さんがめちゃくちゃ深いこと言います。共感します言葉にしにくいものをずばずばと説明してくれました。

最後のスピーチは完全に楓と会話したからこそ、溢れて伝えたくて出てきた言葉だと感じました。

正直、楓が自分の本当の感情に気づいてからの展開がどとうすぎて、僕の感情がかき乱されました。

まとめ:大学生で大切な人を傷つけて後悔した物語

住野よるさんの5作目「青くて痛くて脆い」の感想でした。

住野よるさんは他にも「か「」く「」し「」ご「」と「」「麦本三歩の好きなもの」を書いています。

詳しくは、住野よるさんのおすすめ作品を見てください。

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