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【君の膵臓をたべたいの感想】1日の価値は平等で大切|ネタバレあり

君の膵臓をたべたいの表紙住野よる

ふゆ(@shikifuyu25)です、こんばんは!

今回は、住野よるさんのデビュー作「君の膵臓をたべたい」の感想です。

  • 読む前にどんな作品か気になる
  • 読了したから他の人の感想を聞きたい

という方へ向けて

君の膵臓をたべたい
  • あらすじ
  • 面白かったポイント
  • 印象に残った言葉
  • ネタバレありの感想

をまとめて書いていきます。

感想だけ聞きたい人は、君の膵臓をたべたいのネタバレありの感想を見てください。

一言で言うと、不治の病の彼女と1人きりの僕がお互いに幸福を与える恋愛小説です。

とにかく泣きたい人や高校生の青春を体験したい人におすすめです。

ネタバレを含みます、ネタバレなしは君の膵臓をたべたいのネタバレなしの感想を見てください。

あらすじ:1日の価値は平等で大切

読後、きっとこのタイトルに涙する

登場人物
  • 志賀春樹:名前のない僕
  • 山内桜良:日常のない彼女

他人に興味がない春樹と友達が多く明るい桜良の4か月の物語です。

共病文庫をきっかけに桜良の不治の病を知ってしまった春樹が彼女が死ぬまでにやりたいことをいっしょにやっていきます。

君の膵臓をたべたいの面白かったポイント

面白かったポイント
  • 主人公を名前以外の言葉で呼ぶ
  • 死ぬまでにやりたいことを2人でやっていく
  • 共病文庫

主人公を名前以外の言葉で呼ぶ

春樹は名前を呼ばれたときに、呼んだ相手が春樹のことをどう感じているのか想像するのが趣味です。

春樹が想像した桜良が自分のことをどう感じてるかの変化
  1. 秘密を知っているクラスメイト
  2. 地味なクラスメイト
  3. 仲のいいクラスメイト
  4. 仲良し
  5. ひどいクラスメイト
  6. ?????

桜良からは上のように変化していきます、だんだんと春樹自身も桜良と自分が仲良くなっていると自覚していってますね。

6.の?????は春樹自身、桜良からどう感じられてるか掴めてないです。

死ぬまでにやりたいことを2人でやっていく

死ぬまでにやりたいこと
  • 焼肉食べ放題
  • スイーツ食べ放題
  • ラーメン県へのお泊り旅行
  • 桜良の家で遊ぶこと

友達でも恋人でもない仲良しな2人のかけあいが言葉のセンスがあります。

桜良は春樹の恋バナが聞きたいのですが、春樹はひょうひょうとかわします。

共病文庫

桜良が病気になってから付け始めた、病気と共に生きる日記です。

彼女の遺書で特別な死んだ後に軌跡として残す価値のある物を書いています。

桜良が亡くなった後に、春樹が親友の恭子が読むシーンが泣けます。

君の膵臓をたべたいの印象に残った言葉

一日の価値は全部一緒なんだから、何をしたかの差なんかで私の今日の価値は変わらないよ。

君の膵臓を食べたいp14

寿命が短い桜良が言うセリフです。

誰もが今日や明日に死ぬかもしれないのに、寿命が短くなった人の1日の価値が上がるわけでもないと考えさせられました。

彼女が、人前で悲しむ表情を見せないのに、他の誰かが代行するのはお門違いだ。

君の膵臓を食べたいp35

本人が悲しみを見せないのに、他人が想像で悲しむことは本人の悲しみとこらえてる感情やがんばりを奪っていますよね。

私達は、皆、自分で選んでここに来たの。・・(中略)・・私達は、自分の意志で出会ったんだよ。

君の膵臓を食べたいp197

偶然ではなく選択でここにいる、あくまで、自分が主体となって生きてきた。

桜良の価値観・考え方ですが、この言葉も今までの自分を振り返るきっかけになりました。

生きるってのはね、きっと誰かと心を通わせること。そのものをさして、生きるって呼ぶんだよ

君の膵臓を食べたいp222

桜良は他人がいてこそ自分が生きてる。自分だけでは生きてることにならないと感じてました。

考え方が素敵で、余命を宣告されたからこそ深く考えたどり着いた答えなのかなって。

感想:君の膵臓をたべたい/住野よる

泣いた。何回読んでも泣く。寿命が短い桜良が事件で亡くなることがそもそもびっくりで急展開過ぎる。

春樹と桜良の2人の病気を引き合いに出す掛け合いに笑えるし。

素直なことが冗談になる性格、冗談で言ったことに乗っかり、ハグすること。

共病文庫で明かされる桜良の感情。春樹と桜良がお互いを正反対だから、仲良くなりいい影響を与え合ったこと。

桜良も死ぬことが決まっていたのに幸福で、明るく見せて、見栄を張ってすごい。

まとめ: 1日の価値は平等で大切

住野よるさんのデビュー作「君の膵臓をたべたい」の感想でした。

2人がいい影響を与え合って、幸福な未来を生きる姿が想像でき、1日の価値を改めて考えました。

住野よるさんは他にも「また、同じ夢を見ていた」「よるのばけもの」を書いています。

詳しくは、住野よるさんのおすすめ作品を見てください。

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