ふゆ(@shikifuyu25)です、こんばんは!
今回は、綾崎隼さんの10作目「陽炎太陽」を読了したので、感想です。
陽炎太陽は「太陽」をモチーフにした花鳥風月シリーズの作品です。
記事の内容は以下のようになります。
あらすじ:小学生で閉じ込められた思い出と約束
憧憬の「太陽」が焼き尽くすセンチメンタル・ラヴ・ストーリー
陽炎太陽/綾崎隼
- 響野一颯ー主人公
- 舞原陽凪乃ー一颯の友
- 嶌本和奏ー一颯の友
響野一颯と舞原陽凪乃の小学生の時の思い出。
大学生になった響野一颯と嶌本和奏の出会いから、結婚するまでです。
陽炎太陽の面白かったポイント
面白かったポイントは3つあります。
小学生で閉じ込められた思い出と約束
陽凪乃は転校生で、村中の人から嫌われていました。
サッカーという共通の趣味で一颯と仲良くなります。
陽凪乃が不良に捕まり、一颯が助けに行きますが、2人とも閉じ込められ意識不明にまでなります。
閉じ込められたときに2人は27歳まで相手がいなかったら、結婚してずっと支えてあげる。
という約束をします。結局、叶いませんが。
大学生での恋愛
大学生で、陽凪乃との思い出に浸りながら、惰性で一颯は生活していました。
コンビニでバイトをし、通り道にいる捨て猫に牛乳を上げる日々。
バイトで後輩の和奏と出会い、次第に仲良くなっていきます。
この頃から、一颯は自覚なく幻覚をよく見ていました。
初恋の人との再会・別れ
26歳になって一颯と和奏の関係は続いていました。
いよいよ結婚というときに、初恋の人陽凪乃と再会します。
陽凪乃とは小学生以来、連絡を取ってませんでした。
一颯は陽凪乃への感情を抑えられず、調べて陽凪乃が実在しない幻覚だと知ります。
陽炎太陽の印象に残った名言
目を開ければ、目の前に広がるのは何の意味も持たない日常だ。
一颯の大学時代の感想です。
この感情は誰しも持っているものだと感じました。
君のために強くありたいと一心に願うこと。・・(中略)・・人を愛するということの意味だ。
一颯が和奏に対しての愛の形です。
自分が弱いことを認めて、それでも、強く生きる。
愛する人のために本当に素敵です。
感想:陽炎太陽/綾崎隼
陽凪乃が出会う→亡くなっっていた→本当は生きている。
2転・3転していく展開に振り回されました。
一颯のことを一途に支え続ける和奏の感情。
そのことに気づいて、最後はちゃんと自分の気持ちにけりを付ける一颯。
結婚するまでにいろいろありましたが、2人の幸せな未来が想像できてよかったです。
まとめ:小学生で閉じ込められた思い出と約束
綾崎隼さんの10作目「陽炎太陽」の感想でした。
詳しくは、綾崎隼さんの花鳥風月シリーズの作品を見てください。
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